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ホームレス 3分の2は主要都市に集中

【メルボルン30日AAP】  オーストラリア国内のホームレスのうち、3分の2は主要都市に集中していることが、スウィンバーン大学やRMIT大学による調べで明らかになった。ホームレスの数は2001年以降、15年間で急増しており、2016年には63%が主要都市に集中している。

 

スウィンバーン大学のシャロン・パーキンソン教授は、住宅賃料の高騰や手頃な物件が不足している主要都市部を中心に、ホームレスの数も急増していると分析。CBDや隣接する地域で特に多いが、より広域な首都圏地域にも広がっているといい、シドニーでは中心部から西部へ30キロメートル以上の範囲で増加。メルボルンでは中心部から25キロメートルのダンデノンやブリムバンク、モアランドにまで広がっている。

 

また、調査によるとホームレスというと路上生活者を最もよく見かけるが、これらは全体の7%に過ぎず、寝泊まりする人が定員を超えるような施設で全体の35%が暮らしていることも明らかになった。メルボルンでは国内で初めて、慈善団体フロントヤード・ユース・サービシズが運営する無休の宿泊施設がオープン。ベッド18床のほか、法律や医療のサポート、薬物やアルコール依存への支援なども提供している。

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