【シドニー24日AAP】 オファレルNSW州首相は、犬が一般女性と警察官を襲った事件を受けて、危険な犬を取り締まる必要があると語った。
この事件は、シドニー西部ギルフォードで23日、女性(43)が2歳の子どもを乗せたベビーカーを押して通りを歩いていた際に、アメリカンピットブルと見られる複数の犬に襲われ、駆けつけた警官二人も襲われて、女性と警官のひとりは、入院するほどの怪我を負ったというもの。
オファレル州首相は、潜在的に危険な犬をコントロールするために、より厳しい法律が必要だとし、「政府は現在、飼い犬に関する法律をさらに厳しくする法改正を検討しているところで、今回の事件は、その必要性を証明することになった」と、語った。
NSW州政府は、法改正により、犬が人を攻撃しそうであると判断した場合、市役所の係官が「潜在的に危険である」と宣言することができるとしている。
NSW州では今月、2歳女児が犬に襲われて死亡する事件があったばかり。