【ブリスベン25日AAP】 自由党のアボット野党党首は25日、ブリスベンで、1000人の支援者が集まる中、選挙演説を行うなどした。
アボット氏が演説を行う前、同氏の2人の娘であるフランセスさんとブリジェットさんが父親について、「私達の父は皆さんのことをいつも見守っています」と紹介。また、会場となったQLD州パフォーミング・アートセンターのステージには妻のマージーさんも登場し夫を支えた。
アボット氏は32分にわたる演説の中で、現在赤字である国家予算をできるだけ黒字に近づけることを約束。さらに炭素税と資源税の廃止や、法人税の引き下げなどを行うとした。また、年間55億ドルを投入して働く女性の育児休暇期間半年分の給与を全額支払うようにすること、年金非受給の高齢者が安価で医療サービスを受けられるようにすることなども公約とした。
自由党のダットン議員は、「QLD州はラッド首相のお膝元であり、選挙の激戦区となる場所。しかし、多くの州民が労働党に怒りを感じている」と述べ、良い手応えがあったことを強調した。