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運転中のデバイス使用 3分の1

【メルボルン31日AAP】  交通事故委員会(TAC)の最新統計によると、国内で車を運転する18歳~60歳のドライバーのうち、運転中に携帯電話などのデバイスを違法に使用していると回答した人は3分の1に上ることが分かった。VIC州では今年、交通死亡事故が多発し、犠牲者数がすでに137人と前年同期の88人を大きく上回っている。

 

VIC州のパルフォード交通安全相は、TACによる統計から交通事故による負傷者が、一年間に2万2,000人に達していることについて「非常に恐ろしい結果」と述べた。特に携帯電話を使用しながらの運転について「現代における飲酒運転」だとして、取締りを強化する方針を示した。

 

VIC州警察の道路警察司令部のリーン警視正は、運転中に様々なテクノロジーに気を取られる人が増加していると指摘し、これに車や道路の老朽化、スピードの加速などが加わり、交通事故の増加につながっているとの見方を示した。また、州内でオートバイによる死亡事故が26件と、前年同期を10人上回ったことについて、ヘルメットを着用していない人も多いとして、自分の身の安全は自分で守って欲しいと呼びかけた。

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