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FB、利用者データを豪政府に提供

【シドニー28日AAP】   ソーシャルネットワーキングサイト大手のフェイスブックは28日、政府要請による利用者の個人情報提供の実態をまとめた、同社初の報告書を公開した。それによると、同社はオーストラリアの各省庁の要請に対し、今年1~6月だけでも数百人もの利用者の個人情報を提供したことが明らかとなった。

同報告書によると、同期間中、オーストラリア国内の合計601のアカウントに対し、546件の情報提供要請を受けたという。そのうちの64%に当たる349件について情報が提供された。提供内容は様々で、アカウントの利用年数、コンテンツ、IPアドレス・ログなど。

世界規模では同期間中、合計74の政府が3万8000のアカウントについて、2万6000件の情報提供要請を申し込んだとされる。そのなかでも米国が最大であり、全体の79%に当たる合計2万のアカウントへのアクセスを要求した。2位はインド(4144アカウント)、3位は英国(2337アカウント)で、その後イタリア、ドイツ、フランスが続いた。同社の説明では、要請理由の大半は窃盗や誘拐など、犯罪に関するものだったという。

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