【キャンベラ30日AAP】 アボット野党党首は、個人的には同性同士の結婚に反対かもしれないが、レスビアンのカップルが野党が主張する有給の育児休暇制度を利用することに何も問題がないとした。
メルボルンのABCラジオに出演したアボット氏に対し、デイビッドと名乗る聴取者から、「自分の知っているレスビアンのカップルが、同時に子どもを持とうとし、二人とも政府による育児休暇を利用しようとしていることを知り、びっくりした」と聴かされた。
デイビッドはアボット野党党首に、「このカップルは二人とも年収が15万ドルで、野党案では、6カ月の育児休暇でそれぞれ最高7万5000ドルを得ることになるが、本当か?」と質問した。
アボット氏は、「もし彼らに子どもがいるならばそうなるだろう。有休や長期就労休暇、疾病休暇で適切な給与が得られるように、育児休暇に対しても適切な給与が支払われ、それには彼らの給与が充てられている」と答えた。
野党保守連合の案では、有給の育児休暇制度に年間55億ドルの予算を要し、うち一部を大企業約3000社への1.5パーセントの課税で充当するとしている。