【ケアンズ30日AAP】 与党労働党は、環境破壊が懸念されているグレートバリアーリーフの保護のため、1億3700万ドルの予算を計上すると発表した。
マーク・バトラー連邦環境相は30日、労働党のリーフ・レスキュー・プログラムは、5年間、2億ドルの予算で、今回、QLD州最北部とグレートバリアーリーフの環境改善と保護のため、1億3700万ドルを使うと明らかにした。
環境相は、「この投資規模は、いかに政府がグレートバリアーリーフに対して真剣に取り組んでいるかを示している」と、自信を持って語った。
リーフ・レスキュー・プログラムは2008年から始められ、労働党の下で少なくともさらに5年間続けられる予定。
今年始め、国連のユネスコ調査団により、オーストラリアはグレートバリアーリーフの環境保護に力を入れる必要があり、さもなければ「危険な状態にある」世界遺産リストに登録されることになると警告を受けた。
ユネスコでは、来年6月にグレートバリアーリーフの環境危険度リストを見直すとしている。