【シドニー1日AAP】 NSW州政府は、ガソリンスタンドの価格表示が紛らわしいとして、スーパーの買い物客対象の割引価格の優先表示を禁止した。
スーパーマーケットで一定額以上の買い物をした際に、ガソリン価格が割引になるレシートが発行され、顧客はガソリンスタンドでそのレシートを提示することで、割引料金でガソリンを購入できる。
しかし、ガソリンスタンドでの価格表示が、この割引価格を優先して大きく表示しているため、ドライバーに誤解を与えるとして、NSW州政府は9月1日以降、ガソリンスタンドはガソリンの正規料金を価格ボードに表示し、割引価格は別表示で行なうよう、通達した。
これまでは、レギュラーの無鉛ガソリン価格だけの表示で良かったが、今後は、ディーゼルとLPGも含んだ売り上げトップ2種類のリットル当たりの価格を表示しなければならない。
これにより買い物客優先の割引価格を表示することで顧客を呼び込もうとするサービスステーションの広告戦略は変更を余儀なくされる。