【ブリスベン4日AAP】 ケビン・ラッド連邦首相の弟で、今週末の連邦選挙に無所属で上院に立候補しているグレッグ・ラッド氏は、QLD州の自由国民党(LNP)から立候補している中国系のデビッド・リン氏(ランキン選挙区)を支持すると述べた。その理由は、リン候補がアングロサクソン系ではないからだという。
グレッグ・ラッド候補はYouTubeでビデオを公開し、「長年の友人であるデビット・リン氏が当選すると、オーストラリアや中国にとって有益である」と話し、「ランキン選挙区はここ近年、候補者が多国化している。この理由からも非アングロサクソン系の議員を送り込む良い機会だ」と述べた。
グレッグ・ラッド氏は、あくまでリン候補個人を推しているのであって、政党を支持しているのではないことを強調した。「(リン候補支持に関して)兄のケビンと机をはさんでにらみっこすることが怖いのではない。ただオーストラリアの将来を案じているのだ」とラッド氏は話した。