【ブリスベン4日AAP】 QLD州南東部では現在、ノロウイルス、大腸菌、麻疹という3つの異なる感染症が発生しており、同州の医療当局が対応に追われている。
サンシャインコーストのイプスウィッチでは、これまでのところ130人がノロウイルスに感染した。うち55人は高齢者介護施設の住人だ。また、ブリスベンのエッカショーでは先月以来、35人が動物を発生源とする大腸菌に感染したことが確認された。さらに同州では1か月以上前、オーストラリア東岸の各地を訪れていた旅行者が原因の麻疹が発生し、これまでに4人が感染している。
州保険省のスチーブン・ランバート部長代理の話によると、どの感染症が最も重度かは格付けしないが、麻疹が飛沫感染のため最も感染力が高く、感染者が部屋を出て2時間以内に蔓延するという。今回の感染例で最も最近感染したのは、カブールチュアの女子高生(17)だが、ゴールドコーストのムービーワールドやシーワールドをはじめ、多数のショッピングセンターやパフォーミング・アート・センターのミュージカルに出向いており、感染が拡大している可能性があるという。