【パース5日AAP】 WA州の消費者保護課の話によると、マルウェアとウェブカメラを用いて被害者の写真を入手し、脅迫状を送りつけ、警察に成りすます詐欺が発生している。
パース在住の女性の通報によると、家族用のコンピューターがウイルス感染し、娘(13)の写真が不正に撮影された後、ネット犯罪者が連邦警察の職員に成りすまし連絡してきたという。感染したコンピューター上には娘の写真付きのポップアップ画面が表示され、同コンピューターは連邦警察や他の国際法務局により凍結されており、凍結を解除するには罰金を払う必要があるとするメッセージが表示された。このメッセージは、音楽や映画の不正ダウンロードサイトへのアクセスや、検索エンジンへの特定文字の入力により表示されるようだ。
また別の脅迫詐欺では、出会い系サイトやソーシャル・ネットワーキング・サイトを通じて友達になった犠牲者に対し、ウェブカメラの前で裸になったり、みだらな行為を行わせた後で金を要求し、支払わなければ映像を公開するという手口だ。
これを受けて消費者保護課は、「特に犠牲者が若年の場合、恥をかくことへの恐怖による感情的な負担は多大である」とし、消費者に対し十分注意するよう警告している。同課の話では、英国で最近、同様の脅迫を受けた10代の少年が自殺した。