【キャンベラ8日AAP】 豪連邦選挙で下院(定数150)の過半数を制して勝利した保守連合(自由党、国民党)は、上院では過半数に届かない模様だ。
連邦上院(定数76)は、約半数の40議席が改選だが、保守連合は34議席を獲得すると見られているが、過半数に5議席足りない。
労働党は26議席にとどまるようだ。また、労働党のノヴァ・ペリス上院議員は初の先住民の女性議員となる。
また、上院の半数改選の2014年7月1日までは、グリーンズ(緑の党)がキャスティングボートを握っているため、アボット新政権による公約である炭素税廃止法案や難民対策をより厳格化する法案などは、保守系の少数党や無所属議員、場合によっては労働党の協力を取り付けない限り、成立する見込みは低い。