【シドニー7日AAP】 インドのヒマラヤ山中でオーストラリア人1人を含む8人のパーティーが雪崩に巻き込まれた事故で、5人の遺体収容作業が7日に始まった。悪天候のため、二日目の捜索が延期されたが、空撮で得られた情報から少なくとも5人の遺体が確認されたもよう。
オーストラリア人の登山家、ルース・マケインスさんのほか、英国、米国、インドなどの登山家たち8人が行方不明となっており、マケインスさんも生存の可能性は低いとみられている。遺体が確認されていない3人については、雪に埋もれている可能性があるという。
ヒマラヤは現在、季節風のモンスーンが近づいているため、天候の様子をみながら10日~15日間で遺体収容作業が行われるもよう。また、モンスーンが到来した場合、作業を行うことは危険なため、作業は少なくとも2か月間中断するとみられている。