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偽造カード工場を摘発、男2人を逮捕

【シドニー12日AAP】   偽造カードを使った犯罪が増加しているNSW州で、州警察と連邦警察が8か月に及ぶ合同捜査を行った。その結果、シドニー南部の住宅を強制捜査し、精巧な偽造クレジットカードをはじめ、偽造運転免許証やメディケアカードを押収した。

警察では、リバーウッドにある住宅が「偽造工場」として使用されていたとみている。ハイテクを駆使した印刷機や偽造機器が発見された。また、クレジットカードを含む各種の偽造カード上には、でっち上げられた番号が記載され、各カードの使用回数は1度だけだった。現場では現金や宝飾品、酒類なども押収された。

この事件の容疑者として、ビバリーヒルズ在住の男(52)とバーウッド在住の男(47)が逮捕された。連邦警察は、2人の逮捕が同様の偽造犯罪組織を撲滅するのにつながるのではと期待している。

州犯罪統計局の発表によると、今年6月までの2年間で詐欺犯罪の通報が22%増えたという。これを受けて、州警察は州民らに対し、銀行口座の詳細情報、特にカード情報の安全性を十分確保するよう呼びかけている。

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