【シドニー10日AAP】 連邦警察が公共放送ABC局を家宅捜索した件に際し、同局長は法的手段に訴えることも検討している。
連邦警察は先週、2017年に機密情報を漏えいした疑いでABC局のシドニー本社を家宅捜索した。さらに、ニューズコープ・オーストラリア社の報道官宅も捜索した。警察はおよそ100の文書をABC局から押収。文書には、オーストラリア軍がアフガニスタンで不法に殺人を行った疑惑が含まれるとされる。家宅捜索は、報道の自由やジャーナリストの保護を脅かすとして、世界中の避難を浴びた。
ABC局のイタ・バトローズ局長は10日、「弁護士に助言を求め、ABC局とジャーナリストらを最も保護する立ち位置を模索している」とABCラジオで述べた。同氏は今週、家宅捜索に関しモリソン連邦首相と協議する。