【シドニー１６日ＡＡＰ】　　　シドニーで行われたダンス・イベントの会場で、薬物過剰摂取のために心臓発作を起こして死亡した男性に関して、警察は、この男性は死亡する前に看護師に対して「ロシアンルーレットで薬物を摂取した」と話していたことを明らかにした。

１４日、シドニー西部ペンリスにあるシドニー国際レガッタ・センターで催されたダンス・イベント「デフコン・ワン」の会場で、体調不良を訴えたＶＩＣ州から来た男性（２３）が心臓発作を起こし、同日午後１０時半、搬送先の病院で死亡した。他に１４人が同じく薬物の過剰摂取とみられる症状で病院に搬送された。

１６日、警察が発表したところによると、男性が摂取した薬物の特定はできていないが、死亡した男性は複数の違法薬物「エクスタシー」を摂取したと看護師に話したと述べた。さらに、馬の頭の絵が刻まれた錠剤が複数押収されたという。

警察によると、質の悪いエクスタシーは効果が感じられるまでに時間がかかるため、さらにそれを摂取して、結果、過剰摂取となってしまうという。