【キャンベラ16日AAP】 アボット次期連邦首相は16日、新内閣及び閣僚メンバーを発表した。19人の大臣のうち女性はわずか1人しかおらず、野党となる労働党からは既に批判の声が上がっている。
唯一の女性大臣は外務大臣となるビショップ氏。アボット氏は、「今後、内閣や閣僚のメンバーとなる女性議員は多くいる。時期がくればもっと多くの女性大臣が誕生する」と述べた。
一方で、野党となる労働党のボーエン党首代理は、「内閣の業務に適していると思われる女性がたった1人とは非常に悲しいことだ」と述べ、中東アフガニスタンの内閣の方が女性大臣の数が多いと強く非難した。
目立った組閣人事としては、WA州の上院議員であるコーマン氏が金融相に、また、ハワード政権で首席補佐官だったシノディノス氏は閣外の財務大臣補佐に選ばれた。また、保守連合を組む国民党のジョイス副党首が農業大臣になる。