【キャンベラ23日AAP】 モリソン移民相とキャンベル国境警備隊長は23日、就任後初めてとなる定例の記者会見に臨んだ。モリソン移民相は、連邦政府が選挙公約として大々的にアピールしていた、オーストラリアに到着しようとする亡命船をインドネシアに返送させる件について、情報を公開しない方針であることを示唆するコメントをした。
同相は会見の中で、連邦政府は今後、オーストラリアに到着した亡命船及び提携国へ振り分けられた亡命希望者数については公開するとしたものの、亡命希望者対策についてはメディアに語ることはないと述べた。
モリソン移民相は、メディアに対して公開される亡命希望者に関する情報公開については、関係者の安全を考慮し、制限を設けると語った。元移民相で現在は労働党党首代理を務めるクリス・ボーエン氏は、「新政府の対応は非常に不透明だ」と非難した。