【シドニー25日AAP】 6週間前に開始されたシドニー・モノレールの撤去作業が順調に進んでおり、半分以上が前倒しで撤去済みだ。交通への混乱を避けるため夜間作業が続けられる中、全長3.6キロの線路と153本の鉄鋼支柱の半分が、これまでに取り除かれたことになる。
NSW州運輸省が25日発表したところによると、過去1か月にわたり好天に恵まれたため、シティ内の撤去作業が予定よりも早いペースで進んでいる。だが最も困難だとされる、高速道路「ウェスタン・ディストリビューター」の頭上を走る線路の撤去作業がまだ残っている。高速道路は次の2週末、作業のために閉鎖される。また数週間後には、リバプール・ストリートとマーケット・ストリート間の線路や支柱をはじめ、ピット・ストリート上のギャラリーズ・ビクトリア駅の撤去作業が開始する。
作業完了は当初2014年3月を予定していたが、前倒しで今年中に完了する見込みだ。2両の客車と10メートルの路線が、パワーハウス・ミュージアムに保存される予定。また、数両がグーグル社の新オフィスとして再利用される。さらに1000メートル以上の線路も北西鉄道リンク計画の一環として、仮設道路橋の建設に再利用される。