【ブリスベン26日AAP】 QLD州のサンシャインコーストで、世界初の「スマートフォン行動規範」を導入し、スマホ中毒の旅行者らに旅行の真の楽しみを満喫してもらう試みが開始する。
QLD州観光公社が委託した、携帯電話の使用動向調査の結果によると、オーストラリア国民の48%が性行為の途中で電話に出た経験があり、また53%がトイレの中で携帯電話を使用することが明らかとなった。エチケット専門家のアンナ・ムソン氏によると、オーストラリア人は旅行中でも携帯電話が気になって仕方なく、10分に1度は確認しないと安心できない傾向があるという。
このような傾向に対処するため、サンシャインコーストの旅行関連会社らは「スマートフォン行動規範」に賛同し、すべての主要な観光スポットをはじめ、多数のホテルやレストランで「未接続ゾーン」を設置し、旅行者らがスマートフォンの使用を控えるよう呼びかける予定だ。これにより、例えばレストランの場合、料理の写真を撮影し投稿する前に、料理やレストラン自体を楽しんでもらえればとしている。