【シドニー27日AAP】 NSW州中北部の森林地帯が燃え続ける中、同州の一部の住民らに対し、火の使用の全面的禁止が発令された。
禁止対象地区は、ニューイングランド、ノーザンスロープス、シドニー、グレーターハンター、ノースコーストで、28日中、対象地区における戸外での火の使用が全面的に禁止される。
一方、グレートレークス地区のシャロウベイとクーンバパークで27日に発生した山火事は、同日昼に危険のピークを迎えた後、速度を遅めたため危険レベルを下げられた。しかし、これまでに約200ヘクタールが燃え、現在も消火のめどがついていない。
気象庁の発表によると、州中北部の海岸地域では28日、強風や低湿度の影響で、火災の危険レベルが上昇する恐れがあるという。だが29日には気温が下がり、風も穏やかになると予想され、危険レベルが下がるだろうとしている。