【シドニー２８日ＡＡＰ】　　　シドニー北部沿岸部で発生したブッシュファイヤー（山火事）に関して、地方消防サービス（ＲＦＳ）は、２８日午後４時、火災警報を解除し沈静化に向かっていると述べた。

この火災は２８日、バレンジョーイ・ヘッドランドで出火したもの。およそ８０人の消防隊員と消防ヘリコプター３機が消火活動にあたった。ＲＦＳでは、バレンジョーイ・ヘッドランド周辺の６割が燃えたと述べた。

現場には、歴史ある灯台があり、燃えてしまうのではと懸念されたが、消防隊の努力により灯台は無事だった。しかし灯台のそばにある小屋は屋根の一部が焼けた。

ここ数日、ＮＳＷ州では高温・強風が続いているが、州全土でおよそ６０のブッシュファイヤーが発生し、うち２０がまだ燃えているという。シドニー北部ポート・スティーブンスでは住宅のすぐそばまで火の手が及んだが消防隊が何とか消し止めた。