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亡命者政策への抗議デモ シドニーで

【シドニー29日AAP】   アボット新政府が選挙公約としていた、ビザなしでオーストラリアに到着しようとする亡命希望者に関する政策強化に抗議するデモがシドニー中心で29日、行われた。

シドニー市内中心に集まったおよそ300人は、抗議の内容を書いた看板を持ち、ジョージ・ストリートを歩きながら「アボットを辞めさせろ。避難民を受け入れるまでは抗議を続ける」と言いながらデモ行進をした。

アボット新政府は、オーストラリアを目指す亡命船を発見した場合、出港した国へ返還させるという政策を打ち出している。これに関してデモを行った「避難民対策連合」は、この政策が存在する限りは亡命船事故により死亡者が後を絶たないと訴えた。

27日午前、レバノン、イラン、イラク人などを乗せオーストラリアを目指していた亡命船が、インドネシアのジャワ島を出港した直後に沈没し、乗っていた80人のうち救出されたのはわずか28人だった。モリソン移民相は、連邦政府を代表して犠牲になった人々への哀悼の意を表した。

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