【キャンベラ17日AAP】 国内で、ナショナルブロードバンドネットワーク(NBN)を偽った詐欺が増加している。被害額は毎月11万ドルを超える。
オーストラリア競争消費者委員会(ACCC)によると、今年1~5月の詐欺被害額は昨年全体の3倍近くに上っている。特に65歳以上の被害者が多く、今年になって33万ドルを失った。
詐欺の内容は、NBN社またはインターネットプロバイダを偽り、電話やインターネット接続に問題があるため遠隔操作が必要と説明する。その後、詐欺師は悪意的なソフトウェア「マルウェア」をインストールしたり、個人情報を取得しようとする。別の詐欺では、NBN社を偽ってサービスや機器を格安で売ろうとする。どちらも手段に電話が使われている。
NBN社は卸売のみで、消費者に直接商品を販売することはない。