【シドニー2日AAP】 NSW州の消防ボランティア隊員が、昨年8~9月に発生した一連の放火事件の犯人として起訴された。その結果、同隊員に対し消防活動の停止処分が下された。
容疑者の男(21)はラザフォード在住で、地方消防サービス局のボランティア隊員として消火活動に参加していた。警察では、昨年同期にレークマッコリー地区で発生した合計10件の不審火の犯人だと疑っている。この放火事件の結果、同地区の森林に多大な損害が発生した。
同サービス局のシェーン・フィッツシモンズ局長は、同局では放火について情状酌量なしとして、男を即刻停止処分にした。また、「放火傾向分析システム」などの新技術をはじめ、160人以上の火災専門調査官や、警察放火対策特別班との連携による調査が効果を上げていると語った。
1日に逮捕された男は保釈を認められず、2日にトロント簡易裁判所に出廷する予定。