政治

NSW州野党党首、賄賂の申出を拒否

【シドニー5日AAP】   NSW州のロバートソン野党党首は、数百万ドルの賄賂の申し出を断ったことを明らかにした。

元債権回収業者で実業家のマイケル・マクグァーク氏が、シドニー北部海岸部カラウォンにある労働組合団体、ユニオンズNSW所有の土地を購入するため、当時、団体代表だったロバートソン氏に賄賂を渡して土地売買の契約を進めようとしていた。

ロバートソン氏は、300万ドルの賄賂の申し出に驚き、即座に断ったという。

NSW州のハザード都市計画相は、ロバートソン氏の発言に対し、「なぜその時、賄賂という犯罪行為を警察や政府の汚職対策独立委員会(ICAC)に報告しなかったのか、野党党首として説明するべきだ」とし、ICACの審問にロバートソン氏を呼んで説明するように求めた。

この土地の売買に関しては、不正行為や疑惑が取りざたされていて、ICACが調査に乗り出している。また、渦中のマクグァーク氏は、2009年に、シドニー北部クレモーンの自宅外で拳銃で撃たれて殺されている。

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