【メルボルン18日AAP】 VIC州政府は18日、出生証明書の性別を変更可能にする法案を議会に再提出した。同法案は2016年にわずかな投票差で否決された。
現行、同州で出生証明書の性別を変更するには、性別適合手術を受けなければならない。法制化されれば首都特別区域(ACT)、NT準州、SA州、TAS州およびWA州と並ぶ。子どもも同様に、保護者や医師、精神科医などが子どもの利益の最優先と考えれば、出生証明書の性別を変更できる。
ヘネシー州法務長官は「現行の手術義務は、トランスジェンダーであることは変だという痛ましく誤ったメッセージを送っている」と声明を発表した。
州トランスジェンダー会のブレンダ・アップルトン会長は、「多くのトランスジェンダーが毎日、身分証明書類と本人が合わないとして、サービスを受けられないなど困難を強いられている」と述べ、改正の動きを歓迎した。