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不明の児童が翌朝登校、友人宅に外泊

【シドニー9日AAP】   8日午後から行方が分からなくなっていた9歳の少年が、翌朝何事もなかったかのように小学校に登校した。母親に知らせることなく無断で友人宅に泊まったという。警察犬特別調査班を伴う大規模な捜索を実施した警察では、無断外泊を防止するよう子どもや親らに注意を呼びかけている。

ネイサン・パーカー君は8日、午後7時になっても学校から帰宅しなかったため、心配した母親が警察に通報した。同日夜、警察犬特別班や警察救命隊員らが付近の森林地帯を徹夜で捜索したが、ネイサン君は見つからなかった。

しかし翌朝8時30分、ネイサン君は普段通り何食わぬ顔で学校に登校。別の児童の母親が「お母さんがあなたを探しているのよ」と言ったところ、「どうして?」と答えたという。後のネイサン君の説明によると、母親に告げることなく、最近知り合った友人の家で泊まったという。

これを受けて警察は、ネイサン君が無事だったのは幸いだったが、捜索のために多くの警官らを動員しなければいけなかったことを遺憾だとした。また無駄な捜索や心配を避けるためにも、無断外泊を徹底的に防止し、外泊の際は預かる側の親が相手の親に連絡を取り、十分確認するよう注意した。

一方、ネイサン君の母親はラジオのインタビューに対し、「息子は友人宅に行っただけで、少なくても安全なので、それが一番大切なこと」と語った。

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