【シドニー9日AAP】 労働意欲に関する最近の聞き取り調査結果によると、70%以上のオーストラリア人が自らの仕事に意欲がわかないと感じていたり、完全な無気力感に陥っていることが明らかとなった。 9日発表の「ギャラップ社・労働意欲調査」の結果によると、24%のオーストラリア人が仕事に積極的に取り組むと答えたのに対し、60%は意欲がわかないと感じ、16%が故意に仕事に没頭しないと答えた。調査を実施した同社のロビン・ライリー氏は、仕事への無気力さが原因で、品質欠陥や無断欠勤が増加し、職業定着率が低下すると述べた。また、年間約548億ドルの悪影響を経済に及ぼしていると主張。 職種別にみると、農業や漁業など伝統的に高い教育を必要としない職業が、最も幸福で意欲がわくと答えた就労者が多く、全体の40%を占めた。一方、仕事に不満や無気力感を抱いていると回答したのが最も多い職業は、運送業だった。