【キャンベラ10日AAP】 労働党の新党首を選出するためキャンベラの同党本部には、全国各地の党員から投票用紙が殺到している。末端党員を含む4万4000人に投票の資格があるが、10日朝時点ですでに2万5000票が回収されている。
ボーエン臨時党首は同日のABCラジオ局のインタビューで、「今後数日間でもっとやってくるのは確実で、郵送による非強制的な(投票)過程で、これだけ集まるのは素晴らしい参加率」だと述べた。ラッド前首相が新導入したこの全党員参加方式では、地方や過疎地の党員を考慮し、必着期日を2日間延長し、11日午後5時が締め切りとなる。開票後、13日に新党首が発表される予定。
立候補者は、ビル・ショーテン議員とアンソニー・アルバニーズ議員の2人。連邦議員総会の過半数がショーテン議員を支持する一方で、草の根の末端党員に人気があるアルバニーズ議員が選出される可能性も十分あるとされる。