【シドニー10日AAP】 10日、シドニーの気温は37.3度に達し、気象観測が始まった154年前以来で3番目に熱い10月となった。また、NSW州で同日に最高気温を記録したのは北西部のウィルカニアで、42度にまで達した。
歩行中に倒れて日射病にかかるなど、20人が救急車で病院に搬送された。
高温に加え、シドニーを含む州南部は強風に見舞われ、火災の危険性が極度に高まり、州のほぼ全域で火の使用の全面禁止が発令された。地方消防局の発表によると、60件もの火災が発生し、そのうち30件はいまだ消火のめどが立っていないという。だが、緊急対策が必要な火災はごくわずかで、猛暑と強風が重なった日にしては恵まれた結果だったとした。