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IMF、アジアの成長予想を下降修正

【キャンベラ12日AAP】   国際通貨基金(IMF)は、資源投資ブームが下火になり、オーストラリアの経済成長率が今年と来年、水準以下の状態であり続けるという予想を発表した。一方、同基金が11日に米国ワシントンで発表した最新の「地域経済見通し: アジア太平洋」では、地震後の再建が加速しているニュージーランドが、大いなる経済成長を遂げるだろうと予想している。

同基金は4月、2013年のアジア太平洋の予想経済成長率を5.7%と発表したが、今回5.1%に下降修正した。また、2014年の予想成長率も6%から5.3%に引き下げた。その理由として、同地域の新興国による成長が減速していることを指摘。また、米連邦準備銀行が金融刺激策を巻き戻しはじめるとの予想から、これらの国で財政状態が厳しくなってきたことも、一因として挙げた。

一方、日本に関しては景気が回復傾向であり、慢性的なデフレ状態から脱却し始めたと評価した。

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