【キャンベラ13日AAP】 先月の連邦選挙以降、党首不在が続いていた労働党で13日、党首選挙が行われ、ビル・ショーテン氏が52%の票を獲得して党首の座を勝ち取った。
今回の労働党の党首選では初めて、一般の党メンバーにも選挙権が与えられた。こちらでは対抗馬のアルバニーズ氏が60%の票を獲得したが、党幹部による投票ではショーテン氏が55票だったのに対しアルバニーズ氏が31票。2つの結果を総合してショーテン氏が52%の支持を勝ち取った。
ショーテン氏はクエンティン・ブライス連邦総督の義理の息子に当たるが、アボット連邦首相によると、ブライス総督はショーテン氏の選挙出馬に先立ち、今後起こり得る偏見的問題を回避するために辞任を申し出たという。しかしアボット首相はこれを受領しなかった。
ギラード前連邦首相はツイッターで、「労働党党首に選ばれたショーテン氏に祝福したい」と述べた。今年6月のギラード氏の首相退陣劇では、ショーテン氏は反ギラード派として大いに貢献した。