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診察料2ドル増の動きに高齢者が反対

【キャンベラ16日AAP】   一般医が診察料を2ドル増加させ、メディケア控除の凍結分を補うという提案があることを受け、高齢者団体が反対している。

オーストラリア医師会(AMA)は、控除額が医療費の上昇速度に追いついていないとして、会員医師らに対して診察料を2ドル増加し、73ドルにするよう呼びかけている。メディケア手当制度の指数化方式は、前労働党政権下で一時凍結され、7月まで1回の診療費に対する控除額が36ドル30セントに固定されていた。

これについて新政権のダットン保健相は、国民が長期間、労働党の債務を診察時にも負わされてきたと批判した。ただ、これを短期間で変更するのは困難だとした。

高齢者団体「ナショナル・シニアズ」のマイケル・オニール会長は、診察料の増加は、高齢の低所得者が直面する「控除の格差」を拡大させるだけだとした。また、診察を受けない高齢者が増える恐れがあるとして批判した。

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