【ブリスベン21日AAP】 QLD州ブリスベン最高裁判所は21日、同州サンシャインコーストに住む医師、ジェニファー・ガフニーさんに対し、死亡した夫の体内から採取した精子を使って体外受精の治療を受けることについて、これを許可する判決を下したことが分かった。
ガフニーさんは、皮膚科医の夫ダニエルさんと5年間の結婚生活の間に息子一人をもうけたが、ダニエルさんは昨年、突然死した。ジェニファーさんは夫の遺体から採取された精子を使って妊娠することを希望しており、ダニエルさんの家族もこれに賛成しているという。
死亡したパートナーの精子を使った妊娠をめぐっては、同じくQLD州トゥーンバに住むアイラ・クレスウェルさんが、死亡したボーイフレンドの精子を使用することが許可されており、同州ではこれが2例目となる。