【キャンベラ18日AAP】 アボット連邦首相は18日、ブッシュファイヤーが多発しているNSW州などで消火活動を行っている消防隊員の努力を称えると共に、今夏は暑い日が続き、ブッシュファイヤーが多発するであろうと述べた。
アボット首相は、ブッシュファイヤーの多発が予想されている夏を控え、ボランティア消防隊員の社員を持つ雇用主に対して、社員が消火活動にかり出されても辛抱して欲しいと述べた。アボット首相は自身もボランティアの消防隊員。
さらに首相は、「ブッシュファイヤーの被害に遭った人々に同情している。またボランティアを含む何千という消防隊員を誇りに思う」と述べた。さらに、オーストラリアはブッシュファイヤーに関する経験が豊富であり、必要なインフラなどが備わっていると述べた。
今週のブッシュファイヤーで深刻な被害が出たブルーマウンテン周辺、リスゴー、マスウェルブルック、ポートマッコーリー・ハスティングス、ポートスティーブンス、ウォングなどの地域に住む人々に対して、大人1人当たり1000ドル、小人1人に400ドルの支援金が支給される。