【23日AAPシドニー】 シドニー郊外マスコットで、集合住宅の建物に亀裂が発見され避難を余儀なくされている住民に対して、NSW州政府が一時滞在用の宿泊費用を支援することが明らかになった。
14日に“マスコットタワー”の地下で発見された亀裂が拡大していることから、住民に対して避難命令が出されていた。
20日には同ビルのオーナー達が修理費のための特別費用として100万ドル捻出することに同意した。また、クラウドファンディングのGo Fund Meサイトでも寄付金を募っており、22日までにすでに3500ドル以上が集まっている。
州政府の救済措置は、1ベッドルームに住む所有者および賃貸者は1泊220ドルを、2ベッドルームと3ベッドルームに住む場合は400ドルが最大3ヶ月間支給されるという。
20日に亀裂を調査した技術者は「安定している」と報告をしていたが、来月までに住民達が帰宅できるという見込みはなかった。