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NSW山火事で健康被害も多発

【シドニー21日AAP】   ブッシュファイヤーの勢いが収束しないNSW州では、各地でその煙が州民の健康状態に影響を与えている。 シドニー西部郊外の広域にわたり、17日から発生しているブッシュファイヤーはこれまでに200棟以上の家屋に被害をもたらした。21日になっても依然、勢力は衰えることなく、59件のブッシュファイヤーが沈静化されていない。 ブッシュファイヤーが広域にわたって発生している中、州全域で煙による空気汚染が深刻になっている。 オーストラリア医療協会では、ぜんそく患者は常に吸入器を持ち歩き、ジョギングなど過激な運動を控えるよう州民に呼びかけた。 NSW州保健協会のスミス医師は、「健康な成人であっても空気中に含まれるブッシュファイヤーから流れてきた物質が肺に入ると健康に影響を与える。一番良いのは外に出ないようにすることだ」と述べた。

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