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助成金増額で9割の学校に恩恵

【シドニー22日AAP】   NSW州では公立学校に対する政府からの助成金に関する制度が改定される。22日に発表された新制度では、生徒の社会経済的背景によって学校への助成金額が変わり、また各学校の校長が学校の予算を左右できる範囲が大幅に拡大された。

新制度の下での助成金支給は州全土にわたり来年から始まる。恵まれない環境にいる生徒や先住民系の生徒が多い学校は、助成金の額が多くなる。

ピッコーリ州教育相は、新制度は各学校の相違を助成金に反映させるものだと述べた一方で、恵まれた社会経済的背景を持つ生徒が多いとされるおよそ180校は、助成金の額が減少することを認めた。

さらに新制度では、校長及び学校自体が予算を管理できる範囲が、これまでは全体の10%だったのに対し、今後は70%となる。

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