【シドニー23日AAP】 NSW州のブッシュファイヤーは23日現在、71件が確認されており、うち29件が現在も燃えている。新たに「警告」が発令されたのはブルーマウンテン地方のスプリングウッドとシドニー北部ニューカッスル周辺。
スプリングウッド周辺では強風によって火の勢いが増し、ブッシュファイヤーの規模拡大が続いている。ある住民は、友人3人が火事のためにすべてを失ったと述べ、自身も、写真やコンピューターなどを車に積んでいて、いつでも避難できる状態にあると話した。
ニューカッスル南部ゲートシェッドのブッシュファイヤーも規模を拡大しつつあり、レッドヘッドでは、学校までの道路で火が燃えているため、親たちに子どもを迎えに来ないように呼びかけ、学生15人が学校の講堂に避難した。
一方、今月16日、ブルーマウンテン地方のリスゴーで発生した大規模ブッシュファイヤーの出火原因について、RFS(地方消防局)は、調査の結果、軍が爆発物を使用する訓練を行っていた際に火が引火したことが分かったと述べた。この火災では、4万6000ヘクタール以上が燃えた。