【キャンベラ23日AAP】 ホッキー連邦財務相は、400億ドルに達しようとする財政赤字について、前政権の不手際を避難した。
連邦政府は、オーストラリア準備銀行(RBA)に対して88億ドルの財政出動をする。RBAが、外貨運用の際に使用するリザーブファンドを強化することが目的だ。ホッキー財務相は、この資金手当てによってRBAは金融政策及び外貨交換の能力を高めることができると話した。
同財務相は、財政赤字は前労働党政権から受け継いだものであり、現在、労働党が残していった問題の解決に努めていると述べた。
一方、前連邦財務相のスワン氏は、先月7日の選挙前の予想では財政赤字額は301億ドルであったものが、もうすぐ400億ドルに達しようとする理由について、政府はまた言い訳をするのではないかと話した。
連邦政府は財政監査委員会を設立したことを発表。財政黒字に向けての活躍を期待していると話した。またアボット連邦首相は、増税などのように、国民が嫌がるような政策を講じなければ財政黒字にはならないとした。