【キャンベラ25日AAP】 このほど発表された世界経済フォーラムの年次報告書「国際男女格差報告」(男女間の格差を指数化して順位を付ける、男女平等指数)によると、オーストラリアは対象国133カ国中、24位と、ランクを2012年の25位からひとつ上げたが、大幅なランクアップには至らなかった。
オーストラリアは教育分野でのランクは1位となっているが、職場やリーダーシップで男女間の格差があることが明らかとなった。
報告書では、オーストラリアの女性の労働参加率は52位と低く、これは女性が職場で差別されていることを示している。また、健康と生存の項目では69位と下位に位置している。
背景には、先住民の女性や地方部に居住する女性、障害を持つ女性が、最適な公共医療にアクセスすることが困難な現状がある。
なお、オーストラリアは、政治的への関与の分野でも、インドやウガンダ、セルビアなどより下位の43位にランクされている。
ちなみに、男女平等指数のトップテンは、以下の通り。
1位アイスランド
2位フィンランド
3位ノルウェー
4位スウェーデン
5位フィリピン
6位アイルランド
7位ニュージーランド
8位デンマーク
9位スイス
10位ニカラグア
(ちなみに日本は105位)