【シドニー29日AAP】 NSW州南西部リベリナ地方で、カージャックの犯人が警官の腕を刺したとして殺人未遂罪で起訴された。
事件があったのは29日午前、ワガワガにあるショッピングモールで、自分の車の近くに立っていた女性に対して男が鍵をわたすよう脅迫。鍵を奪った男は女性の車両で逃走を始めた。
犯人と警察のカーチェイスが始まったが、公共の安全を考慮し警察は一度、カーチェイスを断念。犯人の男はラビントンで衝突事故を起こし、車両を乗り捨てた。男と警察がもみ合いになった際、男は持っていた刃物で警官の腕を刺した。最終的に警察は唐辛子スプレーを使用し、男を逮捕した。
男は、殺人未遂の他にも公務執行妨害やカージャックなどの罪で起訴された。また、ワガワガやオレンジで発生した複数のカージャック事件に関しても起訴された。保釈を認められなかった男は30日、アルバリー地方裁判所に出廷する。