【キャンベラ26日AAP】 連邦政府のテーハン教育相は26日、学力テストNAPLANについて2020年以降のオンラインテストへの移行は可能との見方を示す一方、解決すべき技術的課題が残されていることを認めた。NAPLANは毎年、小学3年生、5年生、高校7年生、9年生を対象に全国で行われている。
NAPLANをめぐっては、今年5月半ばに実施された際、オンラインテストの途中で接続が遮断されたり、テストのページにまったくログイン出来ないといった問題が発生し、原因について調査が行われていた。テーハン教育相は近く、各州および準州の教育相に対し、問題の原因について個別の報告書を配布するとしている。
オンラインテストの導入については、州や準州の教育相が2014年に合意したが、複数の問題を受け、QLD州が完全移行を2020年以降に延期すべきとの考えを示している。一方、オーストラリア教師組合は、オンラインへの移行は「性急で準備不足」と批判。6,000人以上の教員に行った調査では、65%がNAPLANが子どもたちにとって大きなストレスになっていると回答している。