【メルボルン26日AAP】 VIC州政府は、体外受精(IVF)やその他の不妊治療で不正なサービス提供者から治療を受けた経験について、患者から報告を求めていることが分かった。最終報告は、年内までに政府がまとめて発表する見通しだ。
VIC州政府は、医療苦情コミッショナーのカレン・キューザック氏にIVFや生殖補助医療サービスに関し、問題があると疑われる機関などを明らかにするよう要請。キューザック氏は、サービスを受けた消費者、家族、友人のほか、治療提供者、不妊治療サービス会社などから情報提供を呼び掛けている。提出締め切りは今年8月16日。
医療苦情コミッショナーは、2017年2月1日から2019年3月31日までの間に、不妊治療サービスに関する苦情56件を受け付けており、このうちほとんどが不適切な治療、受診やコミュニケーションに対するものだったことが分かっている。