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スカイプ性交被害者 国防省を訴える

【キャンベラ4日AAP】   国防省の女性士官が同僚の男性士官と性的交渉に及んだ際、相手がその映像をスカイプで別室の友人に公開していた件で、被害者の女性士官は、国防省を相手に名誉毀損などで損害賠償を請求することを検討している。

2011年3月、女性士官の「ケイト」さんは、同僚のダニエル・マクドナルド士官と性行為に及んだ際、他の同僚には2人の関係を内緒にしておくという前提であったにも関わらず、マクドナルド士官はその映像をスカイプで撮影して近くの部屋にいた友人、ディラン・デブラクイール士官に公開したもの。

マクドナルド士官とデブラクイール士官はいずれもACT最高裁で有罪判決を受け、先月、12カ月の執行猶予を言い渡された。

ケイトさんは、自身のプライバシーを侵害されたが、国防省は彼女を擁護することはなく、事件後、配属が変わるたびに「スカイプ売女」と呼ばれ辛い思いをしたという。また、国防省しか知り得ない医療経歴がメディアに公開されたことについても、国防省は情報を漏らしたと訴えている。

ケイトさんは、事件のことについて公表したことについて後悔していないと述べたが、仕事や健康、また収入など何もかも失ったという。「告訴は、国防省の古い体制を崩し、かつ私の生活再建の準備のため」とケイトさん。

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