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豪人男性 留学中の北朝鮮で拘束か

【キャンベラ27日AAP】  北朝鮮へ留学しているオーストラリア人の男性が行方不明となり、男性の家族が男性に連絡が取れないのは不審だとして、拘束された可能性を懸念していることが分かった。オーストラリア当局も男性の所在確認に動き出している。

 

行方が分からなくなっているのは、パース在住のアレク・シグレ―(Alek Shigley)さん(29)とみられ、16日午前から、友人や家族とデジタル機器を通じた連絡が取れなくなっているという。家族は27日に声明を発表し、「アレクの家族は、彼と早急に連絡を再開することを望んでいる」と訴えた。

 

シグレ―さんは、旅行者向けのツアーガイドを行ったり、ネット上で生活の様子などを発信していたが、政治的なコメントは避けていたという。また、今年3月にガーディアン紙に掲載された記事では、北朝鮮に暮らすオーストラリア人は自分だけとした上で、学生ビザによる長期滞在中で「平壌はほとんど制約なくどこへでも行ける」と発言していた。

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