【メルボルン5日AAP】 5日、メルボルンにあるフレミントン競馬場で、第153回メルボルン・カップが行われた。今年は、セレブリティ調教師として知られるガイ・ウォーターハウス氏が調教するフィオレンテに栄冠が輝いた。
メルボルン・カップは1861年に初めて開催されて以来、全国民が注目する年に一度の競馬イベント。VIC州ではメルボルン・カップが行われる11月第1火曜日は祝日になる。この日はおしゃれをした大人達が競馬場に出かけたりパーティを催してレースを観戦するのがオーストラリアの文化ともいえる。
5日のレースでは、それまですべての馬が集団でゴールを目指していたが、残り300メートルのところでフィオレンテが集団から少し抜き出た。その後2位のレッドカヌーと鼻差で競っていたが、残り100メートルでフィオレンテが前に出て勝利を決めた。3位はマウントアトス。フィオレンテは一番人気だった。
ガイ・ウォーターハウス氏の調教馬が優勝したのは今回が初めて。過去には1993年と2012年に調教馬が2位になった(フィオレンテは2012年に2位だった)。また、今年のフィオレンテの騎手であるダミエン・オリバーは、2010年に自身が参加した競馬でライバル馬に賭けたことが明らかにされ騎乗停止処分を受け、2カ月前に復活したばかり。