【ホバート7日AAP】 TAS州政府は7日、初めて住宅を購入する州民に対し、これまでの2倍の助成金3万ドルを提供すると発表した。住宅価格の高いシドニーやメルボルンの住民らに同州に移り住んでもらい、経済の活性化を図ることが狙いだ。
同州では去年も助成額を2倍に増額し、1万5000ドルに引き上げたばかり。だが今回さらに2倍にすることで、現在2万5000ドルを支給しているNT準州を抜き、全国一の金額となった。これにより同州では、8.2%という全国一の失業率を何とか改善したいと期待している。
ラーラ・ギディングス州首相は声明文の中で、「他州からの移住を促す大いなる起爆剤になるだろう」と述べた。また、助成金の申請期間は12か月間だとした。