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アワビ漁師ら、州相手の賠償訴訟で敗訴

【メルボルン7日AAP】   VIC州では7年前、病気が原因でアワビの水揚げ量が激減した。これについてアワビ漁師らは同州政府を相手取り、過失があったとして訴訟を起こしていたが、過失は認められなかったという判決が下された。

同州沿岸では2006年5月、アワビに対するウイルス性神経節神経炎が蔓延し、地元産業に大きな痛手を与えた。漁師らの主張では、その損害額は数百万ドルにも及んだため、多数が結集して同州を相手取り、集団訴訟を起こしたという。その主張内容は、フェアリー湾のアワビ養殖場で病気が発生した後、第一次産業省が病気の撲滅努力を怠ったというものだ。

しかし同州最高裁判所は6日、いかなる状況でも病気が蔓延しなかったという確証はなく、同省の過失は認められないとして、原告の主張を退けた。

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